1947年、LAで女優志望の若い女性が真っ二つの惨殺体で発見され、結局そのまま迷宮入りした、アメリカ犯罪史上に名高い<ブラック・ダリア事件>。10歳のとき、母親を何者かに惨殺され、やはり事件が未解決に終わるという衝撃的体験を持つ作家エルロイが、自らのトラウマを重ね合わせるようにして前者の事件の顛末を切迫したタッチで綴り、絶賛を博した傑作小説を、B・デ・パルマ監督が濃密なタッチで映画化。 LA市警の2人の警官、バッキーとリーは、かつてボクサーだった過去の経歴を買われて引き立てられるようになり、以後、彼らはLA市警の特捜課で息の合ったコンビとして活躍。リーの同居相手の恋人ケイも交えて、3人は絶えず一緒に行動し、いつしかバッキーはケイに対し、単なる友情を超えた感情を抱いて心の葛藤を覚えるようになっていた。そんなある日、身体を腰から切断されたエリザベスという名の女優志願の若い女性の惨殺体がダウンタウンの空き地で発見された。若き2人の刑事は事件の捜査に乗り出すが…。
公開年月日:2006-09-15